Awesome City Club | Best Album「Awesome City Club BEST」2017.08.23 (Wed) 、7インチシングル「ASAYAKE」2017.08.16 (Wed)リリース!

INFORMATION

「ASAYAKE」MV

RELEASE

Awesome City Club BEST ▲【初回限定盤】

Awesome City Club BEST ▲【通常盤】

2017.08.23 (Wed) Release.
Best Album

「Awesome City Club BEST」


【初回限定盤】(CD+DVD)
VIZL-1217
¥3,800+tax

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▲特典付き






【通常盤】(CD)
VICL-64824
¥2,800+tax

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▲特典付き







[全13曲収録]
  • ASAYAKE
  • 青春の胸騒ぎ / from"Awesome City Tracks 4"
  • 今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる / from"Awesome City Tracks 4"
  • Vampire / from"Awesome City Tracks 3"
  • Don't Think, Feel / from"Awesome City Tracks 3"
  • pray / from Crowdfunding Single "アウトサイダー"
  • アウトサイダー / from"Awesome City Tracks 2"
  • GOLD / from"Awesome City Tracks 2"
  • Lullaby for TOKYO CITY / from"Awesome City Tracks 2"
  • 涙の上海ナイト / from"Awesome City Tracks"
  • 4月のマーチ / from"Awesome City Tracks"
  • Lesson / from"Awesome City Tracks"
  • Children / from"Awesome City Tracks"


[初回限定盤DVD収録内容]
■Awesome Talks -One Man Show 2017- (2017.05.19 at Akasaka BLITZ)
Movin' on / GOLD / Vampire / アウトサイダー / 愛ゆえに深度深い / Sunriseまで / 青春の胸騒ぎ / It's So Fine / Don't Think, Feel / 今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる / 涙の上海ナイト / Action!

■Music Video
4月のマーチ / Directed by Eri Sawatari (Qotori film)
涙の上海ナイト / Directed by Kento Sasaki
アウトサイダー / Directed by Atsunori Toshi (A4A)
GOLD / Directed by Masakazu Fukatsu (1994 Co., Ltd.)
Lullaby for Tokyo City / Directed by Toru Watanabe (Watanabe-ka)
Don't Think, Feel / Directed by Atsunori Toshi (A4A)
今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる / Directed by Atsunori Toshi (A4A)
青春の胸騒ぎ / Directed by YOSHIROTTEN (YAR)

ASAYAKE

2017.08.16 (Wed) Release.
7インチシングル

「ASAYAKE」


¥1,400+tax
発売元 / レーベル:代官山 蔦屋書店
流通:東洋化成ディストリビューション
※8月11日(金・祝)より代官山 蔦屋書店にて先行販売。

  • SIDE A ASAYAKE
  • SIDE B ASAYAKE (Instrumental)

「Awesome City Club BEST」購入特典

下記店舗にて、Awesome City Club「Awesome City Club BEST」をご予約・ご購入いただきました方に先着で、各オリジナル特典をプレゼント!

■注意事項
※購入特典は、数に限りがございますので、無くなり次第終了となります。お早めにご予約・ご購入ください。
※購入特典は、一部お取り扱いのない店舗もございます。詳細は店舗にご確認ください。

【対象商品】
Awesome City Club「Awesome City Club BEST」
【初回限定盤】(CD+DVD) / 【通常盤】(CD)
2017.08.23(Wed)Release.

<TOWER RECORDS全国各店 / タワーオンライン>
■未発表音源CD(Acoustic Session「Cold & Dry」)
tow.jpg
初回限定盤はこちら
通常盤はこちら



<HMV全国各店 / ローチケHMV>
■ジャケットステッカー
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初回限定盤はこちら
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<TSUTAYA RECORDS全国各店 / TSUTAYA オンラインショッピング>
■ポケットカレンダー
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通常盤はこちら



<Amazon.co.jp>
■ポストカード
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通常盤はこちら
*こちらは特典付商品のカートです。

LINER NOTES

1. ASAYAKE ※新曲
モリシーから「おもしろい曲書けた!」とLINEが。
なるほど、すごく良い。
まだメロディーも仮のもので、断片的なアイデアだったけど、スケールの大きさはもう既に、そこにあった。
そして結果、物凄い手応えの曲になった。
でも、この曲は、まだこれからの曲なのだ。
これからライブを重ねるごとに育って、だんだんみんなの曲になっていく。
この曲にはそんな「大事な役割を果たしてこそ」という器がある。
このAwesome City Club BESTにはAwesome City Clubの「過去」「現在」があって、このASAYAKEは「未来に繋がる架け橋」なのだ。
【atagi】

境界線。見えるんです。この曲が鳴った瞬間。
色んな境界線たち。
波線・直線・曲線・鎖線・ジグザグ線。
昨日と今日・今日と明日・悲しい気持ち嬉しい気持ち・悩める気持ち真っ直ぐな気持ち。
沢山の沢山の自分たちが折り重なっていく。
その混沌が立ち昇る向こう側からうっすらと昇り出す新しい始まりに、真っ正面から向かっていこうって決めたんです。
しっかりとあなたの手を握り締めて。
私達5人から、全ての人々への決意表明。
【ユキエ】

僕やあなたの夜を明かす歌です。新しい時代の幕開けに一緒に歌おう。夜明けの歌。僕らだけの歌。
【マツザカタクミ】

この曲の断片を書くちょっと前、僕は人生に迷っていた。
いろいろな環境の変化に頭がついていかなくて、全部投げ出したい気持ちになって、そんな自分に喝を入れるようにメロディを書いた。
何回かやり直したが、対象の人間を自分にして、メロディーを書いていくごとにどんどん自分が励まされていくのがわかった。
どうせなら自分の好きな音を入れたいと思って、僕はカントリーが好きなので、ACCで初めてバンジョーを入れてみた。
そこにマツザカが気持ちにリンクする歌詞を書いてきてくれた。
その時、「あ、リンクした」とピンと感じた。そういう時っていい曲が生まれている証拠だ。
その感じがしたのは久しぶりだった。
この原稿を書いている今、ライブで「ASAYAKE」は指折り数えるほどしかやっていないのだけど、確実に会場に伝わっている感覚がある。
もし、人生に迷っている人がいたら、この曲を歌いに来て欲しいな。きっと何か変わるはず。
【モリシー】

これからのオーサムが詰まった一曲です。今までの道のり、楽しいことだけじゃなかった。でも唯一ライブはずっと楽しかった。お客さんの笑顔が見れるからね。だから今見てる景色をもっと大きくしたい、見たことない景色を見たいと思ってこの曲ができました。なんかクサくなっちゃったけど、本心です。ここからまた大きく羽ばたくよ。ついてきてね。オーサムに触れた人たち全てに幸せを!!
【PORIN】
2. 青春の胸騒ぎ ※from "Awesome City Tracks 4"
この曲は、「Awesome City Tracks4」のリードトラックを作ろう、というタイミングで「今夜だけ間違いじゃない事にしてあげる」と同時に作り始めた曲だった。
ある夜、子供の頃に聞いてきたケツメイシの「よる☆かぜ」をふと思い出し、夜風にあたるあの感覚、在りし日に馳せる想い、湿り気と甘酸っぱい空気が混ざり合って「とても素敵だったなー、あんな曲自分も書けないかなー」なんて思い立ち作り始めたのがきっかけだった。
細かいアレンジについてはプロデューサーのCurly Giraffeさんと打ち合わせ、アルバムとのバランスをとって至極AORマナーに則ったものになったのだけど、アルバムの内容如何ではバリバリの打ち込みソングになっていたかもしれない訳だ。
今になって思えばこのアレンジになって本当に良かったと思う。正統進化というか。娘がグレずに育った感というか。
それよりこの歌詞、PORINが書いたのだけど、PORINにこんな歌詞が書けるのかと感心した。あ、これも娘がグレずに育った感だ。
【atagi】

3. 今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる ※from "Awesome City Tracks 4"
「テン年代の最高のデュエットソングを作る。」
そんなテーマを掲げて作った曲だ。
最初はスタジオで永遠と冒頭の「ラララー」を歌っているだけの曲だった。
仮タイトルは「omatsuri」
ファイヤーダンスをしているような不思議なトラックだった。
男女が絡まるように意識して曲を作るのは初めてだったので、とても時間がかかった。
アタギと二人で手分けしてセクションごとにメロディを考えて、あーでもないこーでもないとやった。
レコーディングエンジニアの浦本雅史さんとシンセサイザーのレイヤー(音を重ねること)を試行錯誤した。
歌詞も男女の「こういうこと言われたいよね」を意識したり。初めて尽くしだった。
多分バンド史上1番制作に時間が掛かった曲だった。難産で産んだ子がゆえに愛着がある。
そんな曲でライブではみんなが手を上げてて、作ってよかったなといつも思っている。
【モリシー】
4. Vampire ※from "Awesome City Tracks 3"
この曲は恋をしてはいけないひとに恋をしてしまう曲です。今の世の中、誰しも一度は経験あるんじゃないかって思う。その気持ちはどうしようもできないから肯定してあげたい。そして高橋久美子さんとの初の共作歌詞作品でもあります。学生時代、久美子さんの歌詞に何度も救われてきた私にとっては夢のような経験でした。魔法のことばがたくさん散りばめられているよ。"夜更かしが趣味のシンデレラ"のあなたへ捧げます。
【PORIN】
5. Don't Think, Feel ※from "Awesome City Tracks 3"
この曲はセカンドアルバム「Awesome City Tracks2」のリリース後に作り始めた曲だ。当時僕は改めて80's US funkを聴き直していた時期で、基礎になっているグルーヴはzappの「zapp Ⅱ」から着想を得た。
黒くて重いグルーヴ、これをやってる日本のバンドはあまりいないな、と。
結果的にアレンジも軽やかになりsilvetti「spring rain」風サンプリング(これはエポックメイキングだったと思う!が、長くなるので割愛...)も相まって、日本の湿度にマッチした風合いになったと思う。
プロデューサーにorigamiのShingo Suzukiさんを迎え急ピッチでレコーディングをしたこの曲、実は色々とトラブル続きでメンバー、スタッフ周りでは相当大変だったのだが...
嶋津さん(担当ディレクター)が「こういうトラブル続きでバタバタした時にできる曲って、なぜかイイ曲になるんだよねえ」とニヤリと笑い放った一言が忘れられない。
【atagi】
6. pray ※from Crowdfunding Single "アウトサイダー"
トランストランストランス状態。
叩いてても歌ってても聴いてても。
あっちからこっちからリズムとグルーヴの波がごうごうと私達を押し上げていく。
ごうごうごうと。
それなのにこの主人公の何と寂しく繊細なこと。
何を思って誰を思ってつぶやいているの。
演奏する私達がアツくなればなるほどに浮き彫りになるモノクローム。
それを感じるとまた深く深くトランス状態。
深く深く。
沢山の人から望まれて、何より私達5人に望まれて、ようやくalbum収録という生きた証を残せることになったいとおしい1曲。
【ユキエ】
7. アウトサイダー ※from "Awesome City Tracks 2"
この曲が僕らの代名詞になるなんて作ってる時はまったく想像もしてませんでした笑。この曲が沢山の出会いをくれました。
とにかく色んなことに切羽詰まっていて、愚痴のようにポロってでてきた"ありきたりな言葉で片付けないで僕の心"っていうのがサビになりました。SNSの曲であり、人間関係の曲です。
【マツザカタクミ】
8. GOLD ※from "Awesome City Tracks 2"
2014年のフジロックで見たArcade Fireが素晴らしかった。
日本初来日だったので、ワクワクしながら苗場に行ったのを覚えている。
終盤になって、金粉のようなものがステージから舞っていって、夢のような世界が広がった。
なんかビビッときたので、フラフラな状態で帰ってパソコンに向かってイントロのテーマを書いてみんなに送った。
仮タイトルはそのまま「GOLD」と書いた。
そこにアタギがメロを書いて、マツザカが歌詞を載せて出来上がった。
ソリッドな音像が多い我々の楽曲でとても生々しい音にしたかったので、レコーディングも普段はあまりしない楽器の1発録り。
何かにつまずいたりしても金色の世界を目指していく。自分にとっての応援ソングにもなっている。
【モリシー】
9. Lullaby for TOKYO CITY ※from "Awesome City Tracks 2"
city clubを名乗ってるバンドしては避けては通れない街をテーマにした曲。作詞をする人間として、いつか自分の目に映る東京はこれ!っていう『東京大喜利』に参加したいなとずっと思っていたので、この曲ができたのは僕にとっては1つのターニングポイントだった。東京に出てきた人ではなく、東京で暮らしてきた自分が思う東京の歌です。東京で暮らすって椅子取りゲームだなって思うんですよね。大変だ。好きですけどね。
【マツザカタクミ】
10. 涙の上海ナイト ※from "Awesome City Tracks"
ヤキモチやきなんですよ。
だからね、その、あの人が「君はいなせな上海ガール」って歌ってたけれど、さぁ果たしてあの人がその瞬間に思い浮かべる"上海ガール"って?って考え出すと、こう、胸がざわざわするしキュッとなるしで落ち着いていられない有り様。
ねぇだって「小籠包も踊り出す」んですよ。
「目と目でeye to eye」とか言っちゃってるし。
「茶しば」いてる場合じゃねえって心境。
あぁどうしよう、ちょっと腹立ってきた。
ジャスミンガールにまで八つ当たりしたくなっちゃうよ。
【ユキエ】
11. 4月のマーチ ※from "Awesome City Tracks"
オーサムのデビュー曲。この曲でオーサムを知ってくれた方も多いのではないでしょうか。私の正式メンバー加入のきっかけにもなったとってもとっても大事な曲です。この歌詞はまっつんとの共作ですが、歌詞を書くとき私がモチーフとしたのは映画"バージンスーサイズ"でした。少女たちの等身大な心の中の葛藤を描きたかった。ちなみにサビの"内緒だよミラーの前で笑うのマテリアルガール"のフレーズはまっつんがお風呂に入ってる時、鏡越しにうつる自分の姿を見ながら思い浮かんだらしいです。等身大ですね。
【PORIN】
12. Lesson ※from "Awesome City Tracks"
活動初期ただガムシャラにバンドを動かしていた時にこの曲ができて、このバンドは大丈夫だと確信したぐらいACCの魅力が詰まっている曲だと思うし、自分にとっても特別な1曲です。悲しい曲です。
因みにベストには入ってないけど、4thALBUMの"Cold & Dry"と対になっているので、そちらも合わせて聴いてみてもらえると。
【マツザカタクミ】
13. Children ※from "Awesome City Tracks"
Awesome City Clubはこの曲から始まった。
2013年初夏、atagi、マツザカ、モリシー、ユキエで集まり夜な夜なセルフレコーディングを行って出来上がった曲。
余談だが、この頃はPORIN加入前だったので、デモの音源には当然ながらPORINの声は入っていない。
たまたま最初期に作った曲が、ベストの最後を飾ろうとは。
曲の作り云々というより、どうしてもノスタルジーに引っ張られてしまう。
今聞くとアレンジも歌声も、演奏も「荒削りだなあ...」とは思うのだけど、逆に言えば今じゃ作れない純粋な広がりを持った曲なのかもしれない。
【atagi】

INTERVIEW

atagi 自分たちのスタイルを維持するためにもちゃんと売れないといけない
まずはメジャーデビューしてからの2年ちょっとを簡単に振り返っていただけますと。

「そうですね...大変でした。楽しいこともいっぱい経験した気がするんですけど、すごい大変だった、っていう印象が強いですね。根がネガティブなだけかもしれないけど(笑)。日々正解のないものを作っているからこそ後悔もつきまとうし、あとは制作とライブが同時進行なんてことも当たり前だったので、すごくバタバタしていたように思います」

ハードなことの方が印象深いんですね。外から見ていると、注目を浴びながらメジャーデビュー、コンスタントにアルバムをリリース、ライブ会場も右肩上がりで拡大、とすごく順調なようにも見えますが...

「そう言っていただくことは多いんですけど、僕の中ではこの2年でもっといけると思っていたというのが正直なところなんですよね。ライブの動員にしろCDの枚数にしろ、僕が望んでいたものよりはまだ全然少ないです。だから、この先もっともっとセールスを伸ばしたいですね。「セルアウトする」みたいなマイナスの意味に聞こえるかもしれないけど、自分たちのスタイルを5年後、10年後まで維持していくためにもちゃんと売れないといけないと思っています。そうなることで、やれる音楽や書ける歌詞もさらに広がっていくんじゃないかなと」

ちなみに、これまでのAwesome City Clubの楽曲の中から1曲だけ印象的なものをあげるとしたら、atagiさんはどの曲を選びますか。

「うーん...ほんとは選べないんですけど...強いて言うなら、「Don't Think, Feel」ですかね。あの曲をハンドマイクで歌ったことでライブについての可能性が広がりましたし、自分を成長させてくれた曲でもあります。今までずっとライブでプレイするよりも曲を作ったりする方が好きで、ようやく人前で何かやるというところに快感を覚え始めてきたところなんです。バンドとしても、自分たちが表現したいこととライブのクオリティの差が少しずつですが埋まってきていると思います」

ACCの楽曲は作品ごとにかなりテイストが違いますが、atagiさんの中で「ACCらしさ」みたいなものは徐々に出来上がりつつありますか。

「そうですね。僕らはいわゆる純正の邦楽ではない、かといって完全に洋楽というわけでもない音楽をずっとやってきていて、そのバランスを常にとっていかないといけないバンドだと自分では思っています。で、そういうバランスをとりながらも、その範疇から少しはみ出している楽曲に面白さがにじみ出るんだなっていうのがだんだんわかってきました。「ASAYAKE」も、そういう中でいい具合にはみ出せた楽曲だと思います。バンド全体でもその「はみ出し方」に関する意識が今は統一されているので、この状態でどんどん新曲を作っていきたいです」

PORIN「自分のバンドだな」って思えるようになってきた
まずはメジャーデビューしてからの2年ちょっとについて、簡単に振り返っていただきたいのですが。

「一言で言うと、めちゃめちゃ大変だったなという感じです。この2年をもう一度やれって言われても絶対にやりたくない(笑)。「PORINが引っ張っていけよ」みたいなことを言われるのもすごくプレッシャーだったし、それに応えられていないなと感じることも多くて、結構悩んでました」

今でもそういうプレッシャーは感じていますか?

「今はかなり薄れていますね。メンバーそれぞれがそれぞれの持ち場でバンドを引っ張っていくような関係になってきたので、自分のできないことは他のメンバーに任せたり、ときには甘えたりということが自然にできるようになってきました。私自身もACCにはサポートメンバーとして後から入った身なので、最初は「まっつん(マツザカ)とatagiが作ったバンドでしょ」って一線を引いているところがあったんですよね。特にビジョンとかがあるわけじゃなかったから、駒みたいに言われるがままに動いていた時期もありました。でも今は「自分のバンドだな」って思えるようになってきています。ちょっと遅いんですけど(笑)」

そんなふうに心境が変わっていった背景には何がありますか?

「なんだろうな・・・3rd(『Awesome City Tracks 3』)を作るときくらいから徐々に変わっていったのかな。あの頃はバンドのムードがほんとに良くなかったんですけど、その辺からそれぞれが言いたいことを言い合うようになって、少しずつ信頼関係が生まれていった気がします。あとはライブが大きいですね。周りの大人から「PORINが頑張らないと」って言われてもなかなかピンとこなかったんですけど、「こういうことをするとお客さんが喜んでくれる」というのを肌で感じる中で得られたものはすごく多いです」

紆余曲折あった2年間だったと思いますが、PORINさんにとってこれまでのACCの楽曲の中で一番印象的なものをあげるとしたらどれになりますか?

「「青春の胸騒ぎ」です。ACCの楽曲で唯一と言ってもいいくらい、バンドの等身大がちゃんと表現されている曲だと思います。バンドらしい、自分たちらしい曲をようやく作れた気がして、完成したときはすごく嬉しかったです。これまでのアルバムのリード曲はがちがちにパッケージされたもっとプラスティックな手触りのものが多かったけど、こういう愛情に溢れた感じの曲もすごくいいなと」

確かにこの曲は愛情に溢れていますよね。ACCには今までなかったタイプの楽曲だなと初めて聴いたときに思いました。

「そうですね。こういう胸に染み渡るような曲と「今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる」みたいな思いっきり盛り上がる曲、全然違うものが同居しているハイブリッドな感じがACCの良さなんだなと改めて思います」

マツザカ それぞれのメンバーを頼もしく感じる瞬間が増えてきた
メジャーデビューして2年ちょっと経ちましたが、バンドが現在置かれている状況はマツザカさんが当初描いていたビジョンの範囲内に収まるものですか?それとも全く違うところに来ているという印象ですか?

「想像していた中で完結している部分が半分、予想外の方向に進んでいるのが半分、という感じですね。後者に関しては、自分以外のメンバーの意思がより出てきているというのも大きいのかなと思います」

外から見ていると、デビュー当時はマツザカさんが引っ張っていく局面が多かったのに対して、最近では5人それぞれの個性が前に出てきているように感じます。

「そうですね。そのあたりはここに至るまで自分の中でもせめぎ合いがあって...たとえば、2枚目(『Awesome City Tracks 2』)の時期くらいから、今まで僕がやっていたライブのMCをボーカルの2人に任せるようになったんですよね。「フロントマンをもっと前面に出した方がいいんじゃないか」ということでそうなったんですけど、当時の自分は「思い描いていることをそのままやりたい」っていう気持ちが今以上に強かったから、チーム内でこの結論を出すまでにひと悶着ありました(笑)。ただ、そうやってグループ内のバランスを変化させていく過程で、それぞれのメンバーを頼もしく感じる瞬間が増えてきたんですよね。グループとしての見せ方みたいなものを自分が構想するのも大事だけど、それだけじゃなくてメンバーそれぞれの姿がちゃんと見えていった方が魅力的かもしれないなと自然に思えるようになりました」

グループのあり方がいろいろと変遷した2年間だったと思いますが、今のバンドのレパートリーの中で一番印象的な楽曲を教えてください。

「Lullaby for TOKYO CITY」です。「街」をテーマにしているバンドなのでいつかは自分が住んでいる街のことを歌にしたいと常々考えていたんですが、この曲で「自分は自分の街をどんなふうに見ているのか」というのをちゃんと表現できたんじゃないかなと思っています。正直なところ、「Lullaby for TOKYO CITY」で自分の根本的な気持ちを書き切ってしまったこともあって、『Awesome City Tracks 3』以降の制作は結構苦しかったんです。ただ、「ASAYAKE」を作ったことで、改めて何を表現すべきかが見えてきた気がしています」

ASAYAKE」には今まで以上にメッセージ性の強い言葉が並んでいますね。ACCのそもそもの始まりが「最近のバンドのメッセージって重すぎる、熱すぎるよね」ということだったのを考えると、バンドとしてずいぶん変わったんだなと思いました。

「...やっぱり最初はかっこつけてたんですよね(笑)。メジャーでの活動を通して、素直に気持ちをさらけ出すことが多くの人の気持ちを揺さぶるというのがよくわかりました。「ASAYAKE」にはそういう経験を経てアップデートされたバンドの今の姿がクリアに描かれていると思います。この曲で掴んだ空気感をもうちょっと5人で整理して、ACCとして次にどこに向かっていくかをもう一度明確にしたいなと思っています」

ユキエ 昔は「個」だったけど、今はバンドとしてのまとまりがある
ユキエさんにとって、Awesome City Clubの楽曲の中で一番思い入れの強い曲を教えてください。

「メンバーにはよく言ってるんですけど、「Jungle」です(『Awesome City Tracks』収録。ベスト盤には未収録)。atagiくんの作ってきたデモがほんとにかっこよくて衝撃を受けて、それで志願して歌詞を書きました。当時はまだACCを始めたばかりでふわっとした気持ちだったんですけど、この曲で「このバンドめっちゃいい、最高!」というモードになりました。そのときのデモはいまだにたまに聴いたりします。そのくらいインパクトがありました」

「Jungle」を作っていた頃から比べると、メジャーデビュー含めてバンドを取り巻く環境もだいぶ変わったのではないかと思います。そういった変化の中で、ユキエさんご自身がどのようなことを感じていたか教えてください。

「メジャーデビューしてからの2年間は、自分にとっては「長い」とか「短い」とかそういう言葉では言い表せないくらいの濃密な時間でした。これまでの自分が崩壊して、そこからまた新しい自分が出てきた、というか...今までは「理想の自分」みたいなものを周りに見せたくて、そういう姿を演じているようなところもあったんですけど、メジャーでの活動が始まってからそんなふうに取り繕っているだけじゃ到底追いつかない局面がたくさん出てきたんですよね。デビューしてからの1年ちょっとは、週1くらいで泣きながら家に帰っていた気がします。...今思い出すと地獄でしたね(笑)。自分は不器用で何もできないっていうことを改めて認識してしまって、それに対する申し訳なさや恥ずかしさ、メンバーに対する劣等感、そういうネガティブな気持ちでぐちゃぐちゃになっていました」

今ではそんなモードからは脱したんですね。

「去年の夏くらいにバンドとしてうまくいっていないタイミングがあって、そのときにメンバー同士で自分たちが本当にやりたいことを言い合ったんですよね。そこを境に結構吹っ切れました。自分の本音とかを受け止めてくれるメンバーがいることってすごく幸せなことなんだなって思って。そのあたりから、無意識のうちに作ってしまっていた「ACCのユキエ」みたいな枠を取っ払って、自分の本当に言いたいことややりたいことを表現できるようになりました」

ユキエさんはドラマーとして他の4人の姿を常に後ろから見ているわけですよね。ちょっと抽象的な質問になってしまうんですが、この2年間でそれぞれの後ろ姿から感じるものって変わってきていたりしますか?

「変わってきていると思います。最近は、ライブ中にメンバーの関心が他のメンバーに向いているなあと感じることが増えました。昔はメンバーそれぞれが「個」だったのが、今はバンドとしてのまとまりがステージ上にも出てきているし、それが演奏面にも良い影響を与えていると思います」

モリシー かっこよくてユーモアのある曲を作っていきたい
Awesome City Clubの楽曲で、モリシーさんにとって一番印象的なものと言ったらどれになりますか?

「3rd(『Awesome City Tracks 3』)の曲はどれも作るのがしんどかったから印象深いかなあ。特に1曲目の「Into The Sound」(ベスト盤には未収録)なんかは、深夜にスタジオにこもってバーッとアレンジして...っていうシーンが思い出されますね。アルバム4枚作りましたけど、その過程では自分のアイデンティティを問い直したりするようなことも結構ありました。もともとは「メジャーレーベルだからなんだよ!」みたいに尖っているタイプだったんですが(笑)、実際に一緒にやってみると周りのスタッフさんのクオリティに圧倒されることもありましたね。貴重な経験ができたなと思います」

作品ごと、楽曲ごとに様々な音楽性を志向しているACCですが、モリシーさんにとって「ACCっぽい音」と言ったらどういうものが思い浮かびますか?

「一言で言うと「ハイブリッド」ですかね。デジタルな感じもあれば、「GOLD」のようなバンドサウンドもあって、それが融合しているというか。以前は「ACCの音は、ダンサブルかつ硬質であるべき」みたいなイメージを勝手に持っちゃっていたこともあって、そこに縛られてうまく曲作りができなかったりもしたんですけど、今はそういう先入観からも自由になれたかなと。あとは、やっぱりatagiとPORINの歌ですね。新曲の「ASAYAKE」も、作っている時には「ちょっとこのメロディ、ダサいかな...?」って心配になったりもしたんですよ。でも、ボーカルが入ることで、メロディの持っているクサみがうまく中和されていい感じになったんじゃないかなと思っています。僕の作る曲とatagiの作る曲は全然タイプが違うけど、それでも最終的には作品としてまとまっている感じになるのはボーカルの力による部分が大きいんじゃないかな」

「ASAYAKE」にはバンジョーが使われていたり、この先もACCとしての音楽的なチャレンジは続くと思うんですが、モリシーさんが今後バンドに取り入れていきたい要素ですでに見えているものがあったら教えてください。

「これは永遠のテーマなのかもしれないですし、さっきの話とも少し重なるんですが、電子音と生音をいかにうまく混ぜるかというところはこれからも引き続き追求していきたいですね。たとえば、アコギと打ち込みの音がうまく重なっているような曲って、海外のインディーものだとたくさんあるけど日本のメジャーシーンにはあまりないような気がするんですよね。そういうのを先んじてやれる存在になりたいです。デビューしてからの2年間でいろいろあったんですけど、このタイミングで改めて自分のモードが「制作脳」になってきている感じがするので、これからもかっこよくてユーモアのある曲を作っていけるといいなと思います」


TEXT:レジー